赤ちゃんのコリック(黄昏泣き)とは?原因・対処法・病院に行く判断基準

うちの子、理由もなく泣き止まない…もしかして具合が悪いの?

生まれたばかりの赤ちゃんが、特に理由もなく激しく泣き続けることがあります。これは「コリック(黄昏泣き)」と呼ばれる、多くの赤ちゃんに見られる状態です。

この記事では、コリックの原因・今すぐできる対処法・病院に行くべきかの判断基準を、筆者夫婦の実体験を交えて解説します。

  • コリック(黄昏泣き)の定義と、いつからいつまで続くか
  • はっきりしないコリックの原因(食物不耐性の具体例を含む)
  • 今すぐ試せる対処法
  • 病院に相談すべきサイン

理由もなく泣き続ける新生児を抱っこする親

目次

コリック(黄昏泣き)とは?

コリック(colic)は医学的には「疝痛(せんつう)」と呼ばれ、生後間もない赤ちゃんが明らかな理由もなく激しく泣き続ける状態を指します。日本では特に夕方から夜にかけて起こりやすいことから「黄昏泣き」とも呼ばれています。

小児科領域では古くから「Wesselの3の法則」という目安が使われています。

  • 1日に3時間を超えて泣く
  • 週に3日より多く泣く
  • その状態が3週間以上続く

ただし、この基準を厳密に満たさなくても、激しい泣きが頻繁に見られればコリックと判断されることがあります。哺乳は良好で体重も順調に増えている、健康な赤ちゃんに見られるのが特徴です。

コリック(黄昏泣き)は起きている時間帯に理由もなく泣き続けるのに対し、夜泣きは眠っていた赤ちゃんが目を覚まして泣く点が異なります。

発症・終息の目安は次の通りです。

  • 生後2〜4週間頃に始まりやすい
  • 生後2〜3ヶ月頃にピークを迎える
  • 生後6ヶ月頃までに自然と落ち着くことが多い(個人差があり、7ヶ月頃まで続く子もいる)

なぜ起こる?コリックの原因

コリックの明確な原因は、実はまだはっきりと解明されていません。ただし、いくつかの要因が関係していると考えられています。

  • 消化器官の未発達: 消化機能が未熟でお腹にガスが溜まりやすい
  • 腸内環境の未熟さ: 腸内細菌のバランスが不安定
  • 食物への不耐性: 母乳やミルクに含まれる特定の成分に反応している可能性がある。乳製品・卵・ナッツ・カフェイン・チョコレートなどへの不耐性が消化不良の一因になるとの指摘もある
  • 神経系の発達途中: 刺激に敏感で興奮しやすい
  • 環境の変化への疲れ: 新しい刺激や情報に疲れやすい

母乳を与えている場合、母親がこれらの食品を控えたり、ミルクの銘柄を変えたりすることで改善したという報告もあります。ただし、自己判断で極端な食事制限をする前に、必ずかかりつけ医に相談してください。栄養不足につながるおそれがあります。

コリックのサインをチェック

以下のような様子が見られたら、コリックの可能性があります。

  • いつも似た時間帯(多くは夕方〜夜)に泣き出す
  • 顔を真っ赤にして手足をバタバタさせる、背中を反らせる
  • 抱っこしても、おむつを替えても、授乳しても泣き止まない
  • 普段の哺乳・体重増加・機嫌自体は問題ない

今すぐできる対処法

コリックに万能な対処法はありませんが、赤ちゃんによって効果を感じやすい方法は様々です。いくつか試してみましょう。

  • 抱っこする: 抱っこ紐で密着する、縦抱き・横抱きを試す。お腹への圧迫を和らげる「コリック抱き」も効果的とされる方法の一つです(詳しいやり方は後述のリンク先で解説しています)
  • おくるみで包む: 胎内にいた頃に近い安心感を与えられる
  • 音を聞かせる: 子守唄、オルゴール、ホワイトノイズ(掃除機や洗濯機の音に近いもの)
  • 揺らす: ゆりかごに乗せる、ベビーカーで散歩する
  • お腹をマッサージする: 足を自転車を漕ぐように優しく動かす、左横向きに寝かせる
  • 環境を整える: 部屋を静かに暗くする、室温20〜25℃・湿度50〜60%を目安にする
  • げっぷをしっかりさせる: 授乳後は縦抱きにして背中を優しく叩く

私たち夫婦の体験:一人で抱え込まないことが一番大事

しっぽ

実はうちの娘も、コリックの時期がありました。何をしても泣き止まない時間帯があって、最初は本当に途方に暮れました。

あたま

その時に助けられたのは、夫婦で交代しながら抱っこしたこと。一人で抱え続けると精神的にも体力的にもきつくなるので、家族に協力してもらうのが本当に大事だと実感しました。

しっぽ

保育の現場でも、コリックの時期に一人で抱え込んでしまう保護者を見てきました。家族はもちろん、かかりつけ医や地域の子育て支援センターなど、専門家に相談することもおすすめします。話すだけで気持ちが軽くなることもあります。

コリックだけでなく、育児全般のしんどさが重なって限界を感じているなら、頼れる先を手段別に比較した記事も参考にしてください。

病院に行くべき?受診の判断基準

泣いている子どもをあやす保護者

コリックは基本的に心配のないものとされていますが、以下のような症状が見られる場合はすぐに医療機関を受診しましょう。

  • 顔色が悪い、呼吸が苦しそう
  • 発熱、嘔吐、下痢、血便がある
  • 甲高い・うなり声のような普段と違う泣き方
  • 食欲がない、元気がない、体重が増えない

受診の際は「いつから・どんな時に泣くか」「泣き方の特徴」「その他の症状」「普段の様子」を伝えるとスムーズです。

まとめ:コリックはいつか必ず終わります

コリックは、成長とともに自然に治まっていく一時的なものです。自分を責めず、無理に泣き止ませようとしすぎず、周りの人に頼りながら乗り越えていきましょう。

コリックは遺伝しますか?

コリックそのものが遺伝するという医学的根拠はありません。ただし、赤ちゃんの気質(刺激に敏感なタイプなど)が関係している可能性はあります。

ミルクを変えると良くなりますか?

ミルクの銘柄を変えて改善したという報告はありますが、効果には個人差があります。自己判断で変更する前に、必ずかかりつけ医や助産師に相談してください。

対処法を試しても泣き止まない場合はどうすればいい?

すべての赤ちゃんに効く万能な対処法はありません。色々な方法を試しながら赤ちゃんに合うものを探しつつ、一人で抱え込まずに誰かに相談することも大切です。

しっぽ

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この記事を書いた人

こんにちは!七色の毎日 -レインボーdaysへようこそ!保育士歴10年を経て、現在は子育てに奮闘中の「しっぽ」です。保育士時代にたくさんの親御さんの悩みを聞き、自身の育児でも同じような悩みを経験。このブログの育児系記事は、保育士としての専門知識を活かして実際に監修も担当しています。保育の経験と育児経験を活かし、子育て中の親御さんへ役立つ情報を発信していきます。どうぞよろしくお願いします!

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