コリック抱きって、実際どうやるのが正解?
赤ちゃんが理由もなく泣き続ける「コリック(黄昏泣き)」の対処法としてよく紹介される「コリック抱き」。名前は知っていても、正しいやり方や月齢ごとの違い、安全に行うための注意点まで理解している人は少ないのではないでしょうか。
- コリック抱きの効果とやり方の基本
- 月齢別(新生児・1〜3ヶ月・4〜6ヶ月)の抱き方
- 股関節脱臼・乳幼児揺さぶられ症候群を防ぐ安全な行い方

コリック抱きとは?効果と基本のやり方
コリック抱きとは、赤ちゃんをうつ伏せの姿勢にして大人の腕や体に密着させる抱き方です。コリック(黄昏泣き)の定義や原因については、姉妹記事「コリック(黄昏泣き)の原因・対処法」で詳しく解説しているので、ここでは抱き方に絞って紹介します。
この抱き方には、主に2つの効果が期待できます。
- お腹への圧迫が軽減され、ゲップやガスが抜けやすくなる
- 密着することで赤ちゃんが安心感を得られる
基本の姿勢は、赤ちゃんをうつ伏せにして大人の腕の上に乗せ、背中を優しくトントンしてあげる形です。
いつから始める?開始時期の目安
コリック抱きに明確な開始時期・卒業時期の決まりはありません。一般的には、コリックの症状が出始める生後2週間頃から試してみるとよいでしょう。ただし、赤ちゃんの首が完全にすわるまでは、頭と首をしっかり支えることが何より大切です。
月齢別のコリック抱きのやり方
新生児(0ヶ月)
首がすわっていないこの時期は、支え方に最も注意が必要です。
- 基本の横抱き: 背中を丸めた横抱きが安定する基本の姿勢
- コリック抱き: 片方の腕の上に赤ちゃんをうつ伏せに乗せ、肘の上で顔が上を向くようにし、もう一方の手でお尻と背中をしっかり支える
- 肩抱き: 片手でお尻、もう片方の手で首を支える。赤ちゃんの手が肩にかかる高い位置で抱くと頭が後ろに倒れる心配がなく安定し、大人の腕への負担も少ない
ポイントは、首をしっかり支えること、赤ちゃんの顔色をこまめに確認すること、長時間同じ姿勢を続けないことです。
生後1〜3ヶ月

首がすわり始める時期。コリック抱き(腹抱き)が特にガスを出しやすいとされます。
- 横抱き: 頭が下がらないよう肘で支え、両足を上げてM字姿勢を保つ
- 腹抱き(コリック抱き): 大人の片腕全体で赤ちゃんを支え、首と頭が確実にサポートされているか確認する。顔は必ず外側に向け、体をねじらないようにする
様子を見ながら縦抱きも試し、抱っこ紐やスリングを活用するのもおすすめです。
生後4〜6ヶ月
首がほぼすわり、縦抱きが中心になる時期です。
- 膝抱き: 膝から太腿で背中やお尻を支え、片手で頭と首をサポート。アイコンタクトが取りやすい
- コアラ抱っこ: 赤ちゃんが自由に足を動かせ、股関節脱臼を起こしにくく、密着感が強いため安心感を与えやすい
安全に行うための注意点
コリック抱きは、効果よりもまず安全に行うことを優先しましょう。
- 窒息に注意する: 大人の腕全体で赤ちゃんを支え、首と頭が確実にサポートされているか必ず確認し、顔は必ず外側に向ける
- 股関節脱臼に注意する: 赤ちゃんの脚がM字型になるように抱き、体をねじったり脚を真っ直ぐ伸ばしたりしない
- 激しく揺さぶらない: 泣き止まないからと強く揺さぶると、乳幼児揺さぶられ症候群を引き起こす危険があります。あやす時は優しく揺らす程度にとどめてください
- 長時間同じ体勢を続けない: 赤ちゃんの体への負担を避けるため、適度に体勢を変える
- 大人の負担も軽くする: 手首や腕が痛くなったら、無理せず楽な抱き方に切り替える
効果を高める3つのコツ
- 落ち着ける環境を作る: 夕方になる前に静かな環境を整える。ホワイトノイズを聞かせると落ち着きやすい赤ちゃんもいます
- リラックスできる状態にする: お風呂で気分転換をする、授乳後はげっぷをしっかりさせてお腹を楽にする
- スキンシップを大切にする: 優しく声をかけたり歌を歌ったりしながら密着することで、赤ちゃんにより安心感を与えられます
まとめ:一人で抱え込まず、無理のない範囲で
コリック抱きは、つらい黄昏泣きを乗り越えるための有効な手段の一つですが、万能ではありません。私たち自身も、一人で抱え続けるとしんどくなる時期がありました。夫婦で交代したり、家族に協力してもらったりしながら、無理のない範囲で試してみてください。うまくいかない、不安が大きいという場合は、一人で悩まずかかりつけ医や保育士など専門家に相談しましょう。
コリック抱き以外にも頼れる先はあります。育児全般のしんどさが積み重なっているなら、こちらの記事も参考にしてください。

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