スプーンを持たせても、なかなか自分で食べてくれない…
離乳食が進んでも、「手づかみ食べでテーブルがぐちゃぐちゃ」「スプーンをうまく使えず食事が進まない」と感じることはありませんか。SNSや育児雑誌で見かける「ピカーレ(PiQUALE)」のトレーニングカトラリーが気になっている方も多いのではないでしょうか。
- PiQUALE(ピカーレ)とdoddl(ドードル)の関係
- 月齢・年齢別の選び方
- 保育士の視点で見るチェックポイント
- 正しい使い方とお手入れ方法

PiQUALE(ピカーレ)ってどんなブランド?
PiQUALE(ピカーレ)は、「食べること・遊ぶことを通じて、子どもの自己肯定感を育みながら学び・探求への意欲を引き出す」ことをコンセプトにした、ベビー・キッズ向けのテーブルウェアブランドです。
安全性へのこだわりも特徴で、一部商品は新潟県燕市の工場で製造され、家庭用・業務用食洗機に対応、煮沸消毒も可能です。もちろんBPAフリーで、赤ちゃんが口にしても安心な素材が使われています。
doddl(ドードル)との違いに注意
PiQUALEが取り扱う商品の中でも特に人気なのが、イギリス生まれの「doddl(ドードル)」というブランドのカトラリーです。ここで間違えやすいポイントが1つあります。
doddlは「1歳頃から」を対象にした、人間工学に基づくカトラリーです。持ち手のくぼみに指が自然にフィットし、「つかむ」動作から「つまむ」動作へ、そして鉛筆や箸につながる「三指持ち」へと導くように設計されています。
一方、離乳食初期(生後5〜6ヶ月)から使える、浅くて小さめのスプーンはdoddlとは別のラインナップです。月齢が低いうちからdoddlを使う必要はなく、成長段階に合わせて使い分けるのが正しい選び方です。
月齢・年齢別の選び方
| 時期 | 素材・形状の目安 | 該当ライン |
|---|---|---|
| 離乳食初期(5〜6ヶ月頃) | シリコン製、浅くて小さめのスプーン | はじめてのカトラリーセット等 |
| 離乳食中期(7〜8ヶ月頃) | シリコンまたはプラスチック製、少し深めのスプーン | はじめてのカトラリーセット等 |
| 離乳食後期〜完了期(9ヶ月〜) | 持ち手が太めで自分で食べやすい形状 | はじめてのカトラリーセット等 |
| 1歳頃〜 | 人間工学デザインでスプーン・フォークの正しい持ち方を学べるもの | doddlシリーズ |
- 素材: シリコンは口当たりが良く熱に強い、プラスチックは軽くデザインが豊富、ステンレスは丈夫で衛生的
- 機能性: 持ち手の滑り止め、食洗機対応、BPAフリーかどうかを確認する
保育士の視点で見るチェックポイント
しっぽ保育の現場でも、カトラリー選びで大事にしているポイントがいくつかあります。



まず、道具の性能以上に「自分でできた」という達成感を積み重ねられるかどうかが大切です。多少こぼしても叱らず、褒めることを優先する道具選びを心がけたいですね。
保育士の視点から見た、道具選びで意識したいポイントは次の通りです。
- 難易度を上げすぎない: 発達段階に合わないカトラリーは、かえって「自分でできない」経験を積ませてしまう。月齢より少し手前の段階から無理なく始める
- 衛生管理のしやすさ: 毎日使うものなので、食洗機対応・煮沸消毒対応かどうかは実用面で重要
- 手指の発達を後押しする形状: 「つかむ」から「つまむ」への移行を助ける形状は、将来の箸・鉛筆の持ち方の土台になる
- 叱らず見守る: 道具がどんなに優れていても、大人が焦って口を出しすぎると自分で食べる意欲がしぼんでしまう。多少の失敗は見守る姿勢が大切
正しい使い方とお手入れ方法


- カトラリーを子どもに持たせる
- 最初は大人が優しく手を添えて持ち方を教える
- 食べ物を刺したりすくったりする練習をする
- うまくできたら、たくさん褒める
お手入れは、使用後に食器用洗剤でよく洗い、しっかり乾燥させます。食洗機に対応した商品も多いですが、色落ちを避けたい場合は手洗いがおすすめです。定期的な煮沸消毒・薬液消毒も可能です(耐熱温度の目安は80℃前後、商品ごとの表示を必ず確認してください)。
まとめ:焦らず、成長に合ったカトラリーを
PiQUALE(ピカーレ)のカトラリーは、月齢・年齢に合わせて選べるラインナップと、安全性へのこだわりが魅力です。doddlシリーズは1歳頃からという対象年齢を踏まえたうえで、お子さんの発達段階に合ったものを選んであげましょう。
道具選びと同じくらい大切なのは、多少こぼしても焦らず見守る大人の姿勢です。「自分でできた」の積み重ねが、食事の時間をもっと楽しいものにしてくれます。



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