「今日も絵本読んで」と持ってくるけれど、なんだか反応が薄い。ページをめくる手が止まって、途中で違うおもちゃに気が逸れてしまう——そんな瞬間、ありませんか?
読み聞かせ以外に、絵本の楽しみ方ってあるのかな?
実は、絵本には「読む」だけじゃないタイプがあります。手でさわる、指でめくる、自分の手で作る——五感を使って楽しむ体験型の絵本です。使う感覚の数だけ、子どもの反応も変わってきます。
- 体験型絵本と読み聞かせ絵本の違い
- 年齢・発達段階に合わせた体験型絵本の種類(触れる/めくる/作って味わう)
- それぞれのタイプが向いている子どもの特徴
体験型絵本ってどんなもの?読み聞かせ絵本との違い
読み聞かせ絵本は、親が読み、子どもが聞く。基本的には「耳」と「目」で楽しむ絵本です。一方、体験型絵本は読むことに加えて、手でさわる・指でめくる・自分の手を動かして作る、といった動作が組み込まれています。
使う感覚が増えるほど、絵本への没入度は上がります。ページの中の世界を「見る」だけでなく「触れる」「作る」ことで、物語が自分ごとになるからです。体験の深さで大きく3タイプに分けられます。
- 触れる絵本:布絵本など、手ざわりそのものを楽しむタイプ
- めくる・動かす絵本:しかけ絵本など、指先の動作で物語が展開するタイプ
- 作って味わう絵本:食育体験型絵本など、五感すべてを使うタイプ
【0〜1歳】触れて楽しむ布絵本
布絵本は、紙の絵本よりも先に子どもの手に馴染む存在です。破れる心配が少なく、なめても大丈夫な素材が使われているものが多いので、赤ちゃんが自分で持って遊べる最初の絵本として選ばれています。
スナップボタンをはめる、ファスナーを開け閉めする、ひもを結ぶ——こうした「つまむ・ひっぱる・とめる」動作は、指先の発達を促す遊びそのものです。物語よりも手ざわりの発見が主役になる、0〜1歳向けの体験型絵本といえます。

布絵本は「読む」よりも「探す」楽しさが中心。年齢別の選び方・具体的なおすすめは下記の記事で詳しく紹介しています。

【1〜3歳】めくって動かすしかけ絵本
指先が器用になってくる1〜3歳頃は、しかけ絵本が力を発揮する時期です。フラップをめくると絵が変わる、引っ張ると仕掛けが飛び出す——「自分の動作が物語を進める」という手応えが、子どもの主体性を引き出します。
受け身で聞くだけだった読み聞かせから一歩進んで、「次はどうなる?」と自分でページをめくりに行くようになるのがこの時期の特徴です。親子の掛け合いも生まれやすく、コミュニケーションのきっかけとしても優秀です。
年齢別のしかけ絵本の選び方・発達を促す遊び方は下記の記事にまとめています。

【3歳以上】作って味わう食育体験型絵本
触れる、めくる、ときたら次は「作る」「食べる」です。絵本のストーリーに沿って自分の手でお菓子や料理を作り、最後は実際に味わう——五感のうち視覚・聴覚・触覚に加えて、嗅覚と味覚まで使い切る体験型絵本があります。
しっぽ子どもは五感全部を使った体験で感性が刺激されるんです。そう考えると、触って・作って・食べられる絵本って、実はいちばん欲張りな体験なんですよね。
その代表例が「さわってつくってたべる絵本」。創業300年の老舗和菓子屋が手がける練りきりのキットと絵本がセットになっていて、ストーリーを読みながら自分の手でお菓子を形作り、最後は実際に食べるところまで一気通貫で体験できます。3歳以上を目安に、じっくり手を動かしたい子・食べることが好きな子に向いています。


商品の詳しい中身や作り方の流れは、下記の記事で詳しく紹介しています。


体験型絵本を選ぶときのポイント
タイプによって向いている年齢・向いている子の性格が変わります。選ぶときは以下の3点をチェックしてみてください。
- 年齢の目安:布絵本は0〜1歳、しかけ絵本は1〜3歳、食育体験型は3歳以上が目安。誤飲リスクのある小さいパーツを含む場合は特に年齢表示を確認する
- 後片付けのしやすさ:食育体験型は洗い物・粉もの等の後片付けが発生する。時間に余裕がある日に取り組むのがおすすめ
- 子どもの性格:じっと手を動かす作業が好きな子には食育体験型、瞬発的な反応を楽しみたい子にはしかけ絵本が合いやすい
まとめ:体験の種類で選べば、絵本はもっと夢中になれる
「読む」だけの絵本に子どもの反応が薄いと感じたら、体験の種類を変えてみるのがおすすめです。0〜1歳は触れる布絵本、1〜3歳はめくって動かすしかけ絵本、3歳以上は作って味わう食育体験型絵本——年齢と性格に合わせて選べば、絵本の時間はもっと夢中になれる時間に変わります。
まずは今の子どもの年齢・興味に近いタイプから、ひとつ試してみてください。



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