
「前撮りだけで済ませて、後悔しないだろうか」
七五三の準備を始めると、この問いにぶつかる家庭は少なくない。前撮り撮影だけなら費用も手間もぐっと抑えられる。ただ、当日の参拝を省くことが、後になって「やっぱりやっておけばよかった」に変わらない保証はない。
結論から言うと、正解は家計と何を優先したいかで変わる。費用を抑えたいなら前撮りだけも十分な選択肢だが、参拝の記念や思い出の実感を重視するなら、両方やる価値もある。実際に両方をやった側の実感も交えて、判断材料を整理する。
- 前撮りだけで済ませる場合の費用・メリット
- 前撮り+当日参拝の両方をした場合の実際の費用と手間
- 「思ったほどではなかった」を実現した事前準備
前撮りだけで済ませる場合の費用とメリット
前撮り撮影だけに絞ると、費用は大きく抑えられる。写真データのみのプランを選べば、3〜5万円程度に収まることが多い[^cost-only]。神社への初穂料、当日の食事会費、着物レンタル代を別途用意する必要がないためだ。
費用以外のメリットも大きい。日程を11月15日前後に縛られないため、混雑を避けて平日や早めの時期に撮影日を選べる。当日特有の参拝待ちや駐車場探しに時間を取られることもない。
前撮りだけを選ぶ最大の利点は、費用を3〜5万円程度に抑えつつ、日程の自由度を確保できること。一般的な七五三の総額相場(初穂料・食事会含めて5〜15万円)と比べれば、負担の差は小さくない。
一方で、当日の参拝そのものは行わないため、「神社にお参りした」という体験や、その場でしか撮れない参拝シーンの写真は残らない。祖父母を招いて食事会を兼ねる予定がある場合も、前撮りだけでは別途その機会を用意する必要が出てくる。ここが判断の分かれ目になる。
実体験:前撮り+当日参拝、両方をした場合の費用と手間
娘の3歳の七五三では、前撮りと当日参拝の両方を行った。実際にかかった費用は合計で10〜15万円ほど。前撮り用の衣装レンタル・撮影に加え、当日は別途レンタルと着付けを手配したため、衣装まわりの費用が二重にかかっている。
しっぽ前撮りのプランには当日用のレンタルは含まれていなかったので、当日分はまた別に予約したんです。正直、費用としては前撮りだけの倍近くになりましたね。
手間の面でも、前撮りの予約・準備、当日の参拝・ご祈祷の予約・着付けの手配と、段取りは単純に2倍近くになる。それでも実際にやってみると、負担はさほど重く感じなかった。
なぜ「思ったほどではなかった」のか
この感覚には理由がある。事前に相場を調べて予算を組んでいたことだ。



前撮り・当日参拝それぞれにいくらかかるものか、先にざっくり調べて「これくらいの予算感で」と決めてから動いたんです。想定していない出費が急に出てこなかったので、心理的な負担がだいぶ違いました。
費用が想定を超えて膨らむと感じるのは、多くの場合「知らなかった出費が後から出てくる」ときである。前撮り用のレンタルと当日用のレンタルが別料金であることや、初穂料・食事会費が別途発生することを先に把握していれば、10〜15万円という金額自体は「想定内」に収まる。逆に、この内訳を知らないまま両方を決めると、想定外の出費として重く感じやすい。これは七五三に限った話ではなく、子育てにまつわる出費全般に言えることでもある。




では、どちらを選べばいいのか
費用を最優先に抑えたいなら、前撮りだけも十分に理にかなった選択肢である。実際に3〜5万円程度に収められ、当日の混雑・段取りに悩まされることもない。
- 費用を抑えたい・日程の自由度を重視したい:前撮りだけで十分
- 参拝の記念・当日の思い出も残したい:前撮り+当日参拝を検討。ただし当日用レンタル・初穂料・食事会費を含めた予算を先に組んでおく
どちらを選ぶにせよ、先に内訳込みの予算を組んでおくことが、後から「こんなにかかるとは思わなかった」と感じないための一番の対策になる。
迷ったときは、家族内で「何を優先したいか」をすり合わせておくとよい。費用面の判断は自分たちだけで決められても、参拝の記念を大事にしたい祖父母の意向が絡む家庭もある。前撮りだけにする場合は、その理由を早めに共有しておくと、後から食い違いが出にくい。
両方を選ぶ場合、当日は参拝の混雑や駐車場、子供の体調管理など前撮りとは別の準備がいる。当日ならではの注意点は、こちらの記事で詳しく扱っている。


総額の予算だけでなく、写真データの追加購入や着物のクリーニング代など、項目レベルで想定外になりやすい出費もある。その内訳はこちらの記事にまとめている。


まとめ
七五三を前撮りだけで済ませるか、当日参拝も行うかは、家計と何を優先したいかで決めてよい。前撮りだけなら3〜5万円程度に抑えられ、日程の自由度も高い。両方行う場合は10〜15万円ほどかかるが、内訳を先に把握して予算を組んでおけば、想定外の負担として重くのしかかることはない。



どちらが正解ということはなくて、先に費用の内訳を知っておくことが、後悔しないための一番の準備だと思います。
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