
スプーンを持たせてみたけど、これで合ってるのか分からない。
離乳食が進んで「自分で食べたい」という様子が見えてくると、次に迷うのがスプーン・フォーク選びだ。店頭にもネットにも種類が多すぎて、結局「とりあえず人気そうなもの」を選んでしまってはいないだろうか。
- 握り方は「にぎり持ち→つまみ持ち→おはし持ち」の3段階で発達する
- 各段階に合ったスプーン・フォークの選び方
- 我が家が1歳から練習を始めて実際に買い替えた経緯
- 投げる・こぼすなど、うまくいかないときの向き合い方
なぜ「年齢」より「握り方」で選んだほうがいいのか
スプーン・フォーク選びの情報は「1歳向け」「2歳向け」のように年齢で区切られていることが多い。だが実際には、同じ1歳でもできることには差がある。目安になるのは年齢そのものより、子どもの握り方がどの発達段階にあるかだ。
握り方は、上から握る「にぎり持ち(パームグリップ)」から、下から握る「つまみ持ち(フィンガーグリップ)」を経て、大人と同じ「おはし持ち(ペングリップ)」へと、3段階で進んでいく(べびちぇる by リッチェル)。

目安はにぎり持ちが1歳〜1歳6ヶ月頃、つまみ持ちが1歳6ヶ月〜2歳頃、おはし持ちが2歳〜3歳頃。ただし個人差が大きいので、年齢よりも「今どんな握り方をしているか」を見て、その子に合った形状を選ぶほうが実際に合う。
しっぽ年齢だけで「もう2歳だから正しい持ち方のスプーンを」と急ぐと、逆にうまく食べられずに食事が嫌いになってしまうことがあります。今の握り方でできる範囲を認めてあげることが、次の段階に進む土台になります。
【段階別】スプーン・フォークの選び方
握り方の3段階に合わせて、選ぶべき形状の目安をまとめる。
| 段階 | 年齢の目安 | 選び方のポイント |
|---|---|---|
| にぎり持ち | 1歳〜1歳6ヶ月頃 | 柄が太く短め。上から握っても持ちやすい丸みのある形状 |
| つまみ持ち | 1歳6ヶ月〜2歳頃 | 柄がやや細く、下から握ったときに手首をひねりやすい角度が付いたもの |
| おはし持ち | 2歳〜3歳頃 | 三本指でつまみやすい細めの柄。大人用に近い形状への移行期 |
- 今の握り方に合った柄の太さ・角度から選ぶ
- 先端は口に入れても安全な大きさ・素材(BPAフリー等)か確認する
- 1つで全段階をカバーしようとせず、成長に合わせて買い替える前提で選ぶ
我が家の場合:1歳から始めて、握りやすさ優先で買い替えた


自分で食べる練習を始めたのは1歳頃から。最初に選んだのは、見た目のかわいさよりも、とにかく握りやすい形状のスプーン・フォークだった。柄が太くて短く、まだ不安定な握り方でも安定して口まで運べるものを選んだ。



最初のスプーンは、正しい持ち方うんぬんより「握って口に運べるか」を優先しました。この時期に細い柄を持たせても、握りきれずに落としてしまってかえって練習が進みません。
その後も、にぎり持ちの時期のものをそのまま使い続けることはしなかった。つまみ持ちができるようになってきた様子が見えたタイミングで、その都度次の形状に買い替えていった。
途中で使ったのがPiQUALE(ピカーレ)のトレーニングカトラリーで、導入にはとても良かった。人間工学に基づいた形状で、握り方の移行を後押ししてくれる作りになっている(詳しい選び方はPiQUALE(ピカーレ)のトレーニングカトラリー完全ガイドを参照)。
うまくいかないとき:投げる・こぼす、どう対応する?
練習を始めると、スプーンを投げる・食べ物をこぼすといった行動は必ずと言っていいほど出てくる。我が家でも投げることはあったが、振り返ってみるとそれは「食べる練習でうまくいかない苛立ち」というより、単に不機嫌なだけのことが多かった。



投げる・こぼすといった良くない行動に過剰に反応すると、かえってその行動が「注目を引く手段」として定着してしまうことがあります。危険がなければ叱らず、淡々と片付けて次に進めるくらいの対応でちょうどいいです。
良くないことに過剰反応しないのがポイント。叱ったり大きく反応したりせず、無視して淡々と対応するほうが、行動が長引きにくい。
握り方についても同様で、我が家は逆手持ち(下から握る手前の不安定な持ち方)から始まり、少しずつ正しい持ち方へ移行するように促していった。無理に矯正するのではなく、「今できる持ち方を認めつつ、次の段階への声かけを重ねる」という進め方だ。
まとめ
スプーン・フォーク選びは、年齢だけでなく「にぎり持ち→つまみ持ち→おはし持ち」という握り方の発達段階を目安にすると失敗しにくい。投げる・こぼすといったつまずきも、発達の途中で自然に起きるものとして、過剰反応せず見守る姿勢が練習を続けやすくする。
握り方に合った1本を選んだら、次はPiQUALEのようなトレーニングカトラリーで正しい持ち方への移行を後押しするのも一つの手だ。詳しい選び方は下記の関連記事にまとめている。
関連記事















