この記事は、0歳から1歳半までの赤ちゃんがいる親御さんへ向けて、赤ちゃんの運動能力の発達をサポートするおもちゃを紹介します。
初めての育児で
- どんなおもちゃを選んだら良いか分からない
- 安全性や知育効果も考慮して選びたい
という方は、ぜひ参考にしてくださいね。
はじめに:赤ちゃんの運動能力発達とおもちゃの重要性
赤ちゃんの成長は本当にあっという間ですよね。
その成長をサポートする上で、おもちゃはとても重要な役割を果たします。
おもちゃはただ楽しいだけでなく、赤ちゃんの運動能力や五感の発達を促してくれるんです。
なぜなら、乳幼児期は運動神経につながる神経が最も発達する時期だからです。
脳や視覚、聴覚などの神経は0~10歳ごろまでに著しく発達し、10歳ごろでほぼ完成します。
この時期に多様な体の動きを意識して運動することが、将来の運動能力の発達に大きく影響するのです。

なぜ運動おもちゃが大切なの?
運動おもちゃが大切な理由は主に3つあります。
- 発達段階に合わせた刺激: 月齢ごとに適したおもちゃを選ぶことで、無理なく運動能力を伸ばせます。
- 例:0~6ヶ月の赤ちゃんには、視覚や聴覚を刺激するおもちゃ、7~12ヶ月の赤ちゃんには、全身運動を促すおもちゃなど。
- 五感の刺激: 色、形、音、素材など、様々なおもちゃを通して五感を刺激し、脳の発達を促進します。
- 例:カラフルな色のおもちゃ、様々な音の出るおもちゃ、異なる素材でできたおもちゃなど。
- 安全な環境での運動: 室内で安全に体を動かせるおもちゃは、天候に左右されず、赤ちゃんの運動機会を確保します。
- 例:柔らかい素材でできたボール、角のない積み木など。
この記事では、専門家が厳選した、月齢別の人気運動おもちゃをご紹介します。
選び方のポイントや注意点も解説しますので、ぜひ最後まで読んで、赤ちゃんにぴったりの運動おもちゃを見つけてくださいね。

【月齢別】専門家が選ぶ!人気赤ちゃん運動おもちゃ
ここでは、赤ちゃんの月齢別に、おすすめの運動おもちゃをご紹介します。
0~6ヶ月:感覚を刺激するおもちゃ
この時期の赤ちゃんは、まだ自分で自由に動き回ることができません。
そのため、視覚や聴覚、触覚などの五感を刺激するおもちゃを選んであげましょう。
運動能力発達の目安
- 新生児~生後2ヶ月頃: 自分で体の向きなどを変えることはできません。
- 生後2~3ヶ月頃: 自分で首を動かせるようになって、うつぶせにすると横を向いたりできる赤ちゃんもいます。
- 生後3~5ヶ月頃: 首がすわってきます。うつ伏せの状態で、手を床にふんばって上半身を上げようとしたりするしぐさを見せます。
- 生後5~6ヶ月頃: 寝返りができるようになり始めます。
おすすめのおもちゃ
レインフォレスト・デラックスジムII【フィッシャープライス】
- カラフルな色、様々な手触り、音や光で五感を刺激します。腹ばい期、お座り期まで長く使えるのが嬉しいポイントです。
- メリット: 0ヶ月から遊べる、視覚・聴覚・触覚を刺激できる、人形・マットは丸洗い可能
- デメリット: トリさん・アーチのワイヤーは水洗い不可、置くのに場所をとる

オーボールラトル【ブライトスターツ】
- 握りやすく、軽くて安全!振ると音が鳴り、赤ちゃんも夢中になります。
- メリット: 赤ちゃんが握りやすい形状、軽くて柔らかいので安全、音を楽しんだり転がしたり遊び方は自由
- デメリット: 水拭きしにくい

7~12ヶ月:全身運動を促すおもちゃ
おすわりやはいはい、つかまり立ちなど、全身運動が活発になる時期です。赤ちゃんの動きをサポートするおもちゃを選んであげましょう。
運動能力発達の目安
- 生後6~7ヶ月頃: おすわりができるようになり始めます。
- 生後7~9ヶ月頃: はいはいができるようになり始めます。
- 生後9~10ヶ月頃: つかまり立ちができるようになり始めます。
おすすめのおもちゃ
たのしく知育! やみつきボックス+【トイローヤル】
- 「押す」「ひねる」「回す」など、指先を使う仕掛けがいっぱい!
- メリット: 20の仕掛け、35の刺激がこれ1つに、思考力を育てられる、たくさんの指先遊びができる
- デメリット: 別途電池が必要、プラスチックの部分は破損に注意
くるくるチャイム【KUMON TOY】
- ボールを穴に落とす遊びで、手先の器用さや集中力を育みます。
- メリット: 目と手の協応動作ができる、1人で何度も楽しめる、追視力、集中力が育つ
- デメリット: ボールをなくさないよう注意が必要、1人で遊べるのは10ヶ月頃〜

1歳~:創造性を育むおもちゃ
歩けるようになったら、創造性を育むおもちゃを取り入れてみましょう。
自分で考え、工夫する力を伸ばすことが大切です。
運動能力発達の目安
- 生後10~11ヶ月頃: つかまり立ちができるようになると、つたい歩きをし始めます。
- 生後11~12ヶ月頃: 早い子どもでは、つかまるものがなくてもたっちができるようになったり、そろりと歩き始める子もいます。
- 1歳半頃: よちよちではありますが、自由に歩けるようになって、階段も手を使ってのぼろうとしたりしますが下りることはできません。
おすすめのおもちゃ
ピックアップパズル【ボーネルンド】
- 小さな持ち手をつかむ動作で、指先の器用さをUP!
- メリット: 指先の器用さが身につく、パズルで遊びながら形や色が覚えられる、空間認知能力、集中力が育つ
- デメリット: 10ヶ月〜1歳頃にならないと遊べない

木製積み木 SOUNDブロックス【エデュテ】
- 積み木遊びを通して、思考力や空間認知能力を育みます。
- メリット: 音のなるパーツが入っている、思考力や空間認知能力が育つ、積み木遊びをとおして力加減が学べる
- デメリット: 天然木を使用しているので価格は高め、消毒すると色落ちする可能性がある

タイプ別おすすめ運動おもちゃ:選び方のポイント
ここでは、おもちゃを選ぶ際のポイントを、タイプ別にご紹介します。
知育要素もプラス!五感を刺激するおもちゃ
赤・青・黄色などの原色が使われているもの、シャカシャカ・パリパリなど、色々な音が楽しめるもの、木・プラスチック・布など、手触りが異なるものを選ぶと良いでしょう。
なぜなら、様々な刺激は、赤ちゃんの脳の発達を促すからです。
室内で体を動かそう!安全設計のおもちゃ
全体的に丸みがあったり、ゴムなどの柔らかい素材でできているおもちゃを選ぶことが大切です。
なぜなら、赤ちゃんが怪我をするリスクを減らすことができるからです。
成長に合わせて長く使える!コスパの良いおもちゃ
オーボールラトル【ブライトスターツ】
- 握って遊ぶ、口に加えて遊ぶ、振って音を鳴らして遊ぶ、投げて遊ぶなど、これ1つで、いろいろな遊び方ができます。
- 最初は握る練習、次に音を鳴らして楽しむ、そして投げる練習と、成長に合わせて遊び方を変えられます。

コップがさね【コンビ】
- 口に入れて遊ぶ、両手に持って打ち鳴らして遊ぶ、重ねたものを倒して遊ぶ、お風呂で水遊び、重ねて遊ぶなど、これ1つでいろいろな遊び方ができます。
- 最初は口に入れて安全性を確認、次に音を鳴らして楽しむ、そして積み重ねる練習と、成長に合わせて遊び方を変えられます。
おもちゃ選びで失敗しない!注意点と安全対策
おもちゃを選ぶ際には、安全性に十分注意する必要があります。
素材の安全性:赤ちゃんが口に入れても大丈夫?
STマーク(Safety Toy:玩具安全マーク)がついているおもちゃを選ぶようにしましょう。
- STマークとは?
- おもちゃメーカーなどが加入する「日本玩具協会」が検査し、合格した製品に表示を認めているマークです。

誤飲対策
- 3歳未満の子供が誤飲する恐れがある「小さな部品」は、「斜め円筒」(小部品シリンダー)に完全に収まってしまわないかどうかを確認する。
- もし完全に収まってしまう場合は、誤飲の危険性があるので、避けるようにしましょう。
- 赤ちゃんのお口に入りそうな直径3cm未満の危険なものは、手の届かないところに置くようにしましょう。
対象年齢の確認:発達段階に合ったおもちゃを選ぼう
おもちゃには対象年齢が設定されています。
赤ちゃんの成長に合わせたおもちゃを選ぶようにしましょう。
なぜなら、発達段階に合わないおもちゃは、赤ちゃんにとって難しすぎたり、危険だったりする可能性があるからです。
まとめ:赤ちゃんにピッタリの運動おもちゃを見つけよう
この記事では、
月齢別の運動能力発達とおもちゃの重要性、おすすめのおもちゃ、選び方のポイント、注意点などをご紹介しました。
この記事を参考に、赤ちゃんにピッタリのおもちゃを見つけて、楽しく運動させてあげてください。
とは言っても、おもちゃを選ぶのはかなり大変です。
おもちゃのサブスクであれば、知育の専門家が一緒にお子様に合わせたおもちゃを選んでくれるサービスもあります。
こちらを参考に、サブスクの利用も検討してみてはいかがでしょうか?

最後に
おもちゃを選ぶ際には、赤ちゃんの個性や興味に合わせて、色々試してみることが大切です。この記事が、そのお手伝いになれば幸いです。
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