夜泣き、授乳はいつまで?原因と対策でぐっすり睡眠!【保育士監修】

目次

はじめに:終わりの見えない夜泣きと授乳…いつまで続くの?

「うちの子の夜泣き、いつまで続くんだろう…」
「夜中の授乳も、いつまで必要なのかな?」

夜泣きに悩むママ・パパにとって、これは本当に切実な悩みですよね。
特に、授乳との関連が気になっている方も多いのではないでしょうか。

この記事は、そんな悩めるあなたのために書きました。

夜泣きの原因から、時期的な目安、授乳との向き合い方、具体的な対策まで、助産師さんのアドバイスや先輩ママの経験談を交えながら、わかりやすく解説していきます。

この記事を読めば、

  • 夜泣きの原因と授乳との関係性が理解できる
  • 夜泣きの時期的な目安を知って、気持ちが楽になる
  • 具体的な対策を知って、すぐに実践できる

ぜひ最後まで読んで、あなたと赤ちゃんがぐっすり眠れる夜を取り戻しましょう!

夜泣きの原因を徹底解説!授乳との関係は?

夜泣きの原因は一つではありません。
様々な要因が複雑に絡み合っているんです。

医学的な原因

  • 睡眠リズムの未発達
    • 赤ちゃんは眠りが浅く、ちょっとした刺激で目を覚ましやすいんです。
  • 体内時計の未発達
    • 生後4ヶ月頃から体内時計が発達しますが、まだ不安定です。
  • 脳の発達段階
    • 脳が日中の刺激を処理しきれず、興奮して夜泣きにつながることもあります。
  • 身体や環境への不快感
    • 空腹、のどの渇き、おむつの汚れ、暑さ・寒さなども原因になります。

授乳との関係性

  • 睡眠を促す効果
    • 授乳は赤ちゃんをリラックスさせ、眠りにつきやすくする効果があります。
  • 授乳間隔との関係
    • 授乳間隔が短いと、夜中に空腹で目を覚ましやすくなることがあります。
  • 依存性
    • 授乳で寝かしつける習慣があると、夜中に目を覚ました際に再び授乳を求めることがあります。

助産師さんのアドバイス

夜泣きの原因は様々ですが、授乳との関連も無視できません。
授乳は安心感を与える一方で、依存にも繋がりやすいので注意が必要です

先輩ママの経験談

  • 「寝る前にたっぷり授乳すると、赤ちゃんがリラックスして眠れる気がします。」
  • 「寝る前だけミルクを足すことで腹持ちを良くし、夜中の授乳を減らすことができました!」
  • 「うちの子は背中スイッチが敏感だったので、大きな枕の上に乗せて抱っこして授乳し、そのままベッドにスライドさせて寝かせていました。」
  • 「夜の間は調乳ポットを常に付けておいて、いつでも調乳できるようにしていました。」

夜泣きに関するFAQ

夜泣きと Colic(コリック)って違うの?

簡単に言うと、夜泣きは睡眠中の泣き、コリックは時間帯に関係なく起こる激しい泣きのことです。コリックの場合は、専門家への相談も検討しましょう。

夜泣きはいつまで続く?時期の目安と個人差

せなかママ

「一体いつまで続くんだろう…」

終わりが見えない夜泣きに、そう感じているママ・パパも多いはず。

夜泣きが始まる時期や落ち着く時期には個人差がありますが、
一般的な目安を知っておくことで、少しは気持ちが楽になるかもしれません。

一般的な目安

  • 夜泣きは、一般的に生後5~6ヶ月頃から始まるとされています。
  • 生後6~11ヶ月に最も多く見られます。
  • 1歳~1歳半頃に自然に落ち着くことが多いです。
  • ただし、2歳を過ぎても続くことや、一度落ち着いたと思っても再発することもあります。

個人差

  • 月齢を追うごとに少しずつおさまっていく場合が多いですが、夜泣きの程度、頻度、時間帯には個人差があります。
  • 発達段階、個性、生活環境、体質なども影響すると考えられます。

アカチャンホンポの調査結果

  • 夜泣きが始まった時期:生後3ヶ月未満が最も多く、全体で見ると生後9ヶ月頃までに始まる赤ちゃんが多い。
  • 夜泣きがおさまった時期:1歳〜1歳半が最も多い。

ポイント

夜泣きには個人差があることを理解し、焦らずに赤ちゃんのペースに合わせて対策していくことが大切です。

授乳と夜泣きの卒業:スムーズな進め方

夜泣きの原因が授乳にある場合、卒乳・断乳を検討するのも一つの方法です。

夜間断乳できる条件

乳幼児睡眠コンサルタントの三橋かな氏によると、以下の条件を満たしていることが重要です。

  1. 赤ちゃんの「発育が順調」(お医者様から順調との判断)
  2. 赤ちゃんの「体重、身長が発育曲線の幅にあり、少しずつでも上向きになっている」
  3. 小児科の先生から「夜間の授乳はもう必要ない」と言われている

スムーズな進め方

STEP
卒乳・断乳の時期を決める

赤ちゃんの離乳食の進み具合やママの体調、生活スタイルなどを考慮して、無理のないタイミングを選びましょう。

STEP
段階的に授乳回数を減らす

昼間の授乳から徐々に減らし、夜間の授乳も間隔を空けていくようにします。

STEP
授乳以外の寝かしつけ方法を試す

抱っこ、添い寝、絵本読み聞かせ、子守唄など、授乳以外の方法で赤ちゃんを安心させましょう。

STEP
日中の栄養を足す

授乳や離乳食のタイミング以外でミルクを足す(40ml~100ml程度)。

STEP
ねんねルーティンを導入

毎日同じ時間に同じことを繰り返すことで、赤ちゃんは眠る時間だと認識できるようになります。

  • 新生児~:お風呂や沐浴→スキンシップ→就寝
  • 生後3ヵ月以降:お風呂→保湿→授乳→絵本→スキンシップ→就寝
    STEP
    睡眠環境を整える
    • 同じ部屋の別の寝床にする。
    • 適切な温度・湿度にする (快適な温度:20~22度、適切な湿度:40~60%)
    • 部屋を真っ暗にする。豆電球は覚醒の原因になるので、明るさが欲しい場合は、暖色系の薄明りの授乳ライトを足元に置く。
    STEP
    カウントダウン方式

    夜間授乳卒業の3日前から、カウントダウンを始める(「もうすぐ、おっぱいはバイバイだよ~!」と声をかける)。

    夜間授乳を卒業すると決意したら、「おっぱいで寝かさない」を貫く。

    卒乳・断乳後の注意点

    • 栄養バランスの変化に対応するため、離乳食の内容を見直しましょう。
    • 赤ちゃんだけでなく、ママの精神的なケアも大切です。
    • 夜泣きが悪化した場合に備えて、対処法を事前に考えておきましょう。
    • 夜間に栄養が必要な赤ちゃんに対して、無理に夜間断乳を決行するのは避けましょう。
    • 夜間断乳に心配がある場合は、かかりつけの医師に相談しましょう。

    読者さんの疑問を解決!

    断乳って、かわいそうなの?

    いいえ、そんなことはありません。
    赤ちゃんの発達段階やママの状況に合わせて、無理のないタイミングで進めることが大切です。

    専門家からのアドバイス:夜泣き対策のヒント

    夜泣き対策は、赤ちゃんの個性や発達段階に合わせて臨機応変に対応することが大切です。

    環境調整

    • 室温・湿度を適切に保つ。
    • 静かで暗い環境を作る。
    • 快適な寝具を選ぶ。

    生活習慣の見直し

    • 規則正しい睡眠時間を守る。
    • 昼間の活動量を増やす。
    • 寝る前のリラックスタイムを作る。
    • カフェイン摂取を控える(ママ)。

    寝かしつけ方法

    • 抱っこ、添い寝、絵本読み聞かせ、子守唄など、赤ちゃんが安心できる方法を試す。
    • おくるみやスワドルで包む。
    • ホワイトノイズやオルゴールなどを活用する。

    具体的な対策のヒント

    • 0-1ヶ月:お腹が空いている、オムツが濡れているなど生理的な欲求を満たしてあげる。
    • 2-3ヶ月:生活リズムを整えることを意識する。
    • 4-6ヶ月:昼間の刺激を減らし、睡眠環境を整える。
    • 7ヶ月以降:夜間断乳も視野に入れる。

    先輩ママの工夫

    • 寝られる時はとにかく寝る!家事などは全て後回しにする。
    • 無理に寝かせようとせず一緒に遊んだり、のんびりした気持ちで対応。
    • 昼間に子どもと一緒に昼寝をして寝不足を解消する。
    • 夫婦で当番制にする。
    • 夜泣きの対応中は、夜中でもアイスを食べてもよいことにする。
    • 「いつかは絶対に終わると思うこと。それがまだ先のことかも知れないけど、長い人生を思えば今だけ、つらい時期が逆に愛おしい時間になる」と考える。
    • ソファに授乳クッションやブランケット、スタイをあらかじめセットしておくと、授乳の負担が軽減される。
    • ベランダなどに出て、外気に触れさせるのも効果的な場合があります。

    その他

    • ホワイトノイズマシン/オルゴール
      • 「シャー」と聞こえるホワイトノイズ、ヒーリング音、オルゴール音などが有効。断乳するくらいの月齢の子どもにはささやき声くらいの30〜40㏈から音への反応が見られるため、小さな音量でも十分。オルゴールや音楽を入眠儀式に取り入れることが推奨されている。
    • アロマディフューザー
      • リラックスアイテムの例として、ラベンダーやカモミールのアロマディフューザーが挙げられている。夜泣き用のアロマを入眠儀式に取り入れることが推奨されている。

    まとめ:夜泣きと授乳の悩みを乗り越えよう

    夜泣きは、ママ・パパにとって大変な時期ですが、必ず終わりが来ます。
    焦らず、赤ちゃんのペースに合わせて、色々な対策を試してみてください。
    時には、専門家や先輩ママの力を借りるのも良いでしょう。

    しっぽ

    あなたと赤ちゃんが、少しでも穏やかな夜を過ごせるよう、
    心から応援しています。

    最後に

    もし、夜泣きが長引いたり、気になることがあれば、遠慮なく小児科医や専門機関に相談してくださいね。

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    この記事を書いた人

    こんにちは!七色の毎日 -レインボーdaysへようこそ!保育士での勤務を経て、現在は子育てに奮闘中の「しっぽ」です。保育士時代にたくさんの親御さんの悩みを聞き、自身の育児でも同じような悩みを経験。このブログでは、保育の経験と育児経験を活かし、子育て中の親御さんへ役立つ情報を発信していきます。どうぞよろしくお願いします!

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